自由な時間があふれ出す「システム化思考」の原則

ここでは

システム化思考について話していきます。

こんな方におススメ
  • 家事に追われていて余裕がない方
  • 無駄のない家づくりがしたい方

復習から始めます。

理想の暮らし設計(続編)では

2030年、2040年の未来予測をしました。

5秒で未来予測をまとめる
  • いくつかのテクノロジーが集結し、
    どんどん新しいサービス・技術が開発される。
  • その進歩は今までかつてないほどのスピード。
  • 移動・買い物・健康管理の方法が180℃変わる
  • 家事を代行する家電が一気に増える。

AIや3Dプリンター

量子コンピューターなど

色々なテクノロジーがありますが、

今回は現在注目されている

AI家電をピックアップして

システム化思考を紹介していきます。

AI家電とは

AI家電とはその名の通り、

テクノロジーの一種であるAI(人工知能)を搭載した家電です。

ルンバをはじめとするロボット掃除機や

アレクサなどのスマートスピーカーがありますね。

AIはあらかじめ設定した指令を認識し、

プログラミングされた手順で動作をするほか、

ユーザーの生活スタイルや声を認識、学習し

性能を上げていく特徴もあります。

スマートスピーカーは学習を積み重ねるほど、

よりユーザーの要望に応じた機能に

アップデートされます。

家事時間を短縮するAI家電7選

こし

2021年の現時で主要な
AI家電を紹介します。

スマートスピーカー(アレクサやグーグルなど)

ユーザーの声をもとに好みの音楽再生を再生したり

買い物リストの作成、注文、

リマインダーやアラーム機能がある。

得られること

買い物の時間短縮/スケジュール管理/通話/気軽に娯楽

ロボット掃除機

内臓カメラやセンサーをもとに部屋の形状やゴミを検知。

設定した時間帯に自動掃除

得られること

掃除の時間短縮/定期的な時間設定できれいな床を保ちやすい

洗濯機

液体洗剤・柔軟剤を自動投入、洗い方や時間を自動で判断したり、

洗剤の種類や布質・汚れの量を認識し、それに適した洗濯方法で運転する。

得られること

洗濯時間の短縮/洗濯の知識が不要/高度な洗濯

https://youtu.be/-0Akhipecxw

https://panasonic.jp/wash/

④冷蔵庫

冷蔵庫にある食材からレシピの提案、外にいても冷蔵庫の中身が分かる

得られること

献立提案/天気予報/特売情報/在庫管理

https://jp.sharp/movie/library/lib2019021801.html


⑤エアコン

天気予報との連携、室内の温度差や体感温度を感知して効果的に運転する

<得られること>

得られること

天気/温度・湿度の微調整


⑥炊飯器

お米の銘柄や状態に合わせて炊き分けたり、残量通知

また自動注文アプリと連携すればお米の購入タイミングをサポート

得られること

お米の炊き加減調整/適度な保温調整/注文

自動調理

ボタンを押すだけで、料理が完成。
焼く・煮る・揚げる・炒めるなど、工程が多い動作の短縮。
料理が苦手な人も、簡単に操作できる。

得られること

料理時間の短縮/食材の焼き加減調整/レシピの提案/保温/洗い物が減る

AI家電の大きな特徴

今まで手作業でやっていたものが省ける

微調整が難しい作業も機械ならより正確に

食材の焼き加減、洗濯物の洗い加減、室温の温度調整など

学習し性能があがってくるので、AIに任せた方がいい機能もきっとあるよね。

最新のテクノロジーを兼ね備えても、快適な家にはならない

AIと共存する暮らし。

とても快適そうですよね。

だけどいくら、最新のAI家電ツールをそろえて、

ガチガチなハイテクハウスにしたとしても

快適な暮らしになるのでしょうか??

私には、課題があると思います。

システム化思考の原則

システム化思考とは、

環境に関わる道具や人々、財源など

それらを一定の基準や秩序をもってとりまとめる思想です。

システム化のいい例は企業でしょう。

企業には、

  • そこに勤める職員
  • 業務に必要なPCなどの道具
  • 経理やオペレーションなどなど

こうした企業に携わる多くの人々や資源は、

煩雑にならないよう整理し組織化される必要があります。


家庭でも

家という環境があり、

家族という人が住み、

暮らしに必要な道具が数多く存在しています。


家族みんなが同じ環境のもとで

一緒に共同生活をしながらも、

それぞれが自分の暮らしに満足できるよう

家庭の中でも、こうした一定のシステム化は大切です。

システム化の手順

環境やそこに関わる人々、道具を

整理し組織化させるには

取りかかる順番があります。

「ツール・環境」→「人」の順です!


つまりツールや環境を整えるといった

仕組みづくりが最初です。

①ツール・環境の仕組みをつくる

①ができたら…

②家族(人)と家族ルールなどを決めて
皆が快適に暮らせるようにする


この手順を間違えると、
家族にできないことを無理強いさせたり
何度も言わなきゃ動いてくれないといった
負のループに陥ります。

こし
  • 夫も子もママを頼りすぎている
  • やりなさいと言わないと動かない

といったストレスを抱えていませんか?

このようなケースでお悩みの方は、
手順を間違えているか、ツール・環境の仕組みが
整っていない可能性があります。


取りかかる上では、標準化を図っていきます。

標準化とは、同じ手順で繰り返されることを

自動化させたり、定期化することです。

具体的には

「ツールや環境」の標準化では

単純作業で繰り返し行う家事は
家電などの機械に任せられることなら自動化させたり
いつも決まって買い物するモノは定期注文で自動化→(ツールの整備)

リバウンドしない整理収納術で家の最適化→(環境の整備)

などがあげられます。

家庭の暮らしに合ったツールと整理収納で、

これらを整備し、標準にします。

そして、次にくるのが「人」

こし

企業の場合、
職員の作業マニュアルや行動基準がありますね。
これは「人」のところの標準化です。

家族が共同生活をしながらも
互いに気持ちよく過ごすための
家族のルールを決めていきます。

例えば家事は…
みんなの暮らしに関わる活動なので
ルールを決めてあげるといいでしょう。


ここで忘れてはならないのは

人(家族)を動かす前に

ツール・環境で家事が自動化できないかを考えます。

Famiieでは

  • 家事ボードによる家事の効率化
  • 整理収納術をとり入れた環境づくり

をすることでツール・環境のシステム化を行います。

その上で、家族がシステム化された環境とツールで

家事を効果的に進めて整えていきます。

「ツール・環境」が整っているほど、

ここは短縮できるでしょう。

システム化の手順と標準化をまとめると

このような構図になります。

システム化手順を誤ると悪影響

もし、「ツール・環境」「人」の順番を逆にしたらどうでしょう。

これでは

まず「人」を動かしてどうにかならないかを考える。

→次に「ツール・環境」で整える

なので、

一緒に住む家族のルール・環境が整備されていないがために

家族に言わなきゃいけないことが多くなる

家の使い勝手がわるいなどと

いつまでたっても、手間と時間がかかりイライラが増します。

正しくは

「ツール・環境」→「人」の順で整え、

標準化することで

「人」の部分である

手間や無駄が少なくなります。

システム化でできること

ツール・環境・人

3つを掛け合わせると、

お互いがシナジー(相乗効果)を

発揮することができます。

こし家のAI家電事情

AI家電の便利さを紹介しましたが、

とはいえ我が家のAI家電はそれほど多くありません。

AIまではいきませんが、

食洗機やスマートスピーカー、ホットクックはとても重宝しています。

特にスマートスピーカーは家事シェア・子育てには大いに役立っています。

毎食のごはん支度・お片づけ開始の時間を設定したことで、

子どもも自発的に動けるようになったし

タイマー設定で調理時間を測るなど、

その技術を駆使しています。

この章のまとめ

  • 便利なツールを取り入れることばかり考えても、
    快適なおうちづくりは実現しない。
  • システム化の構成要素は、
    ツール・環境・人である。
  • 人を動かそうとしても、
    ツール・環境が整っていなければ、
    人の手間がかかるだけである。
  • ツール、環境、人のシステム化を
    図ることでシナジーを発揮する。