整理収納の意味
![](https://famiie.net/wp-content/uploads/2021/05/「整理収納」-1024x538.png)
あなたはこの言葉を見てどんなことを思い浮かべますか?
びっしりと収納ケースが並んだ棚
いる?いらない?を考えている姿
収納ケースにしまっている姿
掃除しているイメージ・・・
イメージは色々ありますね。
整理収納を広辞苑で引くとこう書かれています。
①物をかたづけしまうこと。
②金品をおさめいれること。
③農作物などをとりいれること。
ー広辞苑から引用ー
整理収納の世界では、上の太字を意味します。
つまり、太字をつなげると…
整理収納とは
不要なものを取り除き/片づけてしまうことです。
言葉の意味をきちんと理解していない人は、
ここで挫折し、すぐに散らかります。
それはなんででしょうか?
答えは、シンプルに2つの行動をとっていないからです。
2つの行動とは
①不要なものを取り除き=整理
↓
②片づけてしまうこと=収納
この整理行動と収納行動です。
もっとも重要なのは整理行動(イラストの行動です)
![](https://famiie.net/wp-content/uploads/2021/05/はてなブログ アイキャッチ画像 はてブ Blog-4.png)
よく失敗している人の傾向として
最も多いのが
整理をスキップして
収納をしてしまう人です。
これでは、また家が散らかってしまいます。
<失敗する人が陥るパターン>
![](https://famiie.net/wp-content/uploads/2021/05/引き出し-1.png)
「①整理:不要なものをとりのぞく」をスキップして ②収納:ものを片づけてしまいこんだ状態
これでは、左のものをしまう段階で
いくら見栄えよく、収納ケースにしまっても
引き出しから、一度ものを取り出してしまえば、
もとに戻す時に不要なものが邪魔をして
適当に片づけてしまいがちです。
正しくはこうです。
<整理をし、収納すること>
![](https://famiie.net/wp-content/uploads/2021/05/引き出し-2.png)
整理:不要なものをとり除き、必要なものだけを厳選した後、
収納:かたづけてしまう
その2ステップが正解です。
2ステップを順番通りにすれば
ものを取り出した後も、
容易に片づけることができます。
不要な邪魔ものがいないので、
片付けがスムーズですね。
散らかる家は、
こうした①整理の行動ができていません。
大事なのはこのイメージです。
![](https://famiie.net/wp-content/uploads/2021/05/はてなブログ アイキャッチ画像 はてブ Blog-4-1.png)
不要なモノを取り除く作業=整理
をいつも意識してみましょう。
不要なものをとり除くことは、今後の片づけを促進させる
異物を排除したいという人間の心理が働く
不要なものを取り除く作業(整理)は
今後の片づけを加速させます。
それはなぜでしょう?
ではここで「異物を排除したい」
という心理を働かせて考えてみましょう。
さて、
あなたはこのリビングをみて、何か違和感を感じませんか?
![](https://famiie.net/wp-content/uploads/2021/05/リビング.png)
そうです。
この床に落ちている紫の物体↑
とても目立っていますよね。
それはこの空間に
ミスマッチな仲間外れだから
目立っているのです。
調和のとれたリビングに、
いきなり紫の物体が置かれたことで
とても違和感を感じているはずです。
整理された空間が完成されていると、
不要なものが入ってきたときに
すぐに察知することができ、
それを排除することができます。
では同じ紫の物体を
このリビングに置くとどうでしょう?
![](https://famiie.net/wp-content/uploads/2021/05/リビング2.png)
テーブルの床に紫の物体を置きました。
無理やり、置いた感はありますが、
さっきのリビングよりかは目立ちませんね?
他のものも乱雑に置かれているので、
紫の物体を見つけるのも時間がかかります。
1つめのリビングとの違いは、
整理された空間かどうかの差です。
人は調和が取れた空間に、違ったものが入り込むと
とり除きたいという心理が働きます。
結果として、
いつもきれいな状態をキープできるのです。
一方で、ものに溢れた2つめのリビングは
もともと空間に調和がとれていないので
不要なものが入り込んでもあまり気になりません。
だから、いつまでも
散らかった状態が続いてしまうのです。
不要なものは異物として認識されず、
いつまでも居座り続けてしまいます。
これはリビングという大きな空間に限らず、
引き出しの小さな空間にもあてはまることです。
不要なものが多い引き出しは、
同じ種類のガラクタをどんどん引き寄せ、
結果として散らかっていきます。
整理されていて調和のとれた感覚
この感覚を身につけることが、
家を整える時の大事なポイントです。
まとめ
なんとなく
整理収納の意味がわかったでしょうか?
そしてやった方がいいな?
と少しでも思えたならOKです。
では整理収納は何のためにやるの?
と聞かれたらどう答えますか?
それについては「整理収納の目的」の章でお話します。
①乱れた状態にあるものをととのえ、秩序正しくすること。
②不必要なものを取り除くこと。