すっきり暮らせる「モノの選択基準」

ヨガ

ここでは
モノの選択基準について話します。

モノの選択基準とは
家にある家具やモノを一定の基準をもって選ぶことです。


買物をする時や断捨離をする時、
衝動的な判断をしてはいけません。

一定の基準を決めておくことで、

  • モノが多すぎて片づけが疲れる
  • 何がどこにあるのか分からない

などの悩みがなくなり、
すっきりした暮らしを手に入れることができます。

こんな方におススメ
  • どんな基準でモノを手放したらいいかわからない
  • モノが増えすぎて困っている

モノの選択基準

モノの選択基準には2つあります。

心理的要素:自分を活かしてくれるかどうか

記憶的要素:マジカルナンバー4±1の原理

この2つの要素をもって、いる・いらないの基準を設けると

一気にモノが減り、その後の管理も楽になります。

・自分視点で選ぶ

今あるモノが自分を活かしてくれるかどうか?

素直に自分の心に聞いてみましょう。

次に紹介する3つの視点から

考えてみてください。

モノと人との関係は人間関係と同じ

友人関係や家族関係など

これまであなたは、

対人との間に何かしらの物語を経て、

友人関係や恋人関係を築いているはずです。

実はモノにも同じようなことが言えます。

モノをデザインする製作者には

どんな人に、どのシーンで使ってもらいか?

その商品を求める年代層や、

どんなシーンで使ってもらいたいかを

具体的にイメージしデザインしています。

もし今、

つい最近までお気に入りで着ていた服が

タンスの奥にしまわれたままなら…

その服に対しての感情が薄まり

モノとあなたとの関係は終わっています。

人とモノとの間に活かし活かされる関係がありません。

モノとの関係は、薄れ、忘れられているので

お気に入りだった服はそのお役目を果たし終えたことを意味します。

あなたを活かしてくれるものは他にあるのです。

来年の私も、それを大事に持っていたいと思うか

今所持しているモノの機能性や、

場所をとらないからというモノの大きさで

いる・いらないを判断するのは誤りです。

その判断の仕方が習慣になっていると、

どんどんモノが増え続けます。

こし

モノは壊れない限り機能性は保たれるし、
小さいアイテムほど増えるもの。

モノの視点から見るのではなく、

自分の視点から見ることが大切です。

理想の暮らしに欠かせないものか

モノを捨てずに残そうとした時、

「昔よく使ったから…」

という思いが優先されていませんか?

過去にとらわれすぎるのも危険です。


これからの未来、

つまり描いた理想の暮らしに

もし、それが登場していなかったら

残す必要はありません。


時間と共に人の嗜好も変わります。

後ろを振り向いて歩くよりも、

常に前を向いて前進していく方が

理想に合った暮らしができます。

こし

ここまでが心理的な要素:自分視点の考え方でした!

ミミ

次は、記憶的な要素:マジカルナンバー4±1の原理の話じゃ!

・マジカルナンバー4±1の法則

みなさんは、

マジカルナンバー7という言葉を聞いたことがありますか?


マジカルナンバーとは、

人間が同時に記憶できる限界数です。


これは、

アメリカの心理学者ジョージ・ミラー教授が

1956年に発表した理論に登場します。

「マジカルナンバー7±2」

当時、マジカルナンバーは7±2でしたが、

現在では、4±1が定説となっています。

聖徳太子ですら、7~10人の子を同時に聞いたといわれていますが

聖徳太子もマジカルナンバーの法則からは逸脱していないということです。


人間が記憶できる上限が4±1の範囲ないです。

モノの定数も4±1におさえることで

管理が簡単になります。

こし

お店のメニューも
松竹梅コース/A・B・Cコースと3種類
それが4±1以上の数になると、
人は選べなくなるので
3つに絞っていることが多いんです。

ミミ

にゃるほど!マジカルナンバー4±1は、理に適ってる!

挫折しそう!と思ったらこれで気持ちを鍛えよう

ここからは

散らかった家を強制的に終わらせる挫折つぶし特集です。

これから紹介する内容にあてはまる傾向はないですか?

お買い物に行く時や部屋を整理整頓するとき、

嫌というほど、何度もここを見直しましょう。

モノが増える原因をつぶせ!

①セットメニューに弱い

何かとセットであると、

単品で買うよりもお得感を覚えます。

セットにすると、それらを単品で買うよりも

安くなりますが、

それは単にお得感を買っているだけです。

<ずばり一言>

セットに入っているモノって、単品で売ってあっても欲しいの?

こし

飲食店でセットメニューがあるのも、顧客単価を上げるためです。
マクドナルドも、単品よりもセットでメニュー表示されているのはそのためです。

③限定品に弱い

その地域でしか買えないご当地モノ、数量限定、季節限定など

そこに特別なものを感じると、買いたいという心理が働きます。

<ずばり一言>

あなたが描いた理想の暮らしを思い返してみて。

そこに限定品は要るのかな?

④粗品や福袋に弱い

ケータイショップなどでもらう粗品や

年末に一斉に出される福袋。

タダでもらえるモノ、

お得なモノは

中身は何であれ

つい手に入れたいと思ってしまいます。

ただぐっとこらえて、一度冷静に考えましょう。

福袋は今期の売れ残りの集まりであり

粗品は粗品というだけに、粗末な品物という意味です。

粗品は理想の暮らしに必要でない確率ほぼ100%です。

それでも、手に入れたいと思いますか?

<ずばり一言>

Q行き場をなくしたモノをわざわざ家に持ち込みたい?

Q物は消耗品。タダでもお得に手に入れたモノでも、いずれは手放す判断をしなきゃいけないよ。

⑤流行に弱い

毎年、ブームになる商品は

去年とはテイストを変えて、お店に出回ります。

流行に流されて、つい自分にミスマッチなモノを買うことはないですか?

<ずばり一言>

・流行にのっていくのはいい刺激で良いと思います。

でも、「流行は流行。来年には使えない」と割り切って買いましょう。

・流行モノは安めに抑えた方がベター

モノが捨てられない原因をつぶせ!

①高価だったから

高級バッグなどのブランド品

めったに高くて買えないモノは捨てるのを当然躊躇してしまいますよね。

こし

私も、もしブランド品だったら絶対に捨てられない~
(高価なもの買えない私にはあまり関係ないの笑)

<解決策>

・モノはいずれ、すたれてくるし消耗品です。

ブランドものなら、売りに出すと意外に高く売れるかも。

②もらった人に申し訳ない気持ちがある

人からもらったものや、婚礼ダンス、形見など

人が好意で与えてくれたモノや、代々譲り受けたモノは

相手の気持ちを思って、なかなか手放すことができません。

<解決策>

・もらいものに関しては、相手があげた時点で、あげたいという気持ちを果たせています。

もらった後は、必要かどうかは自分が判断すればいいです。

・婚礼ダンスや形見は、その一部を切り取り、別のモノに変えてくれるサービスもあります。

・着物や帯などはリフォームして、スカートやバッグとしても使えます。

③迷信にとらわれている

ぬいぐるみやお守りなど

昔から魂が宿っていると言われているモノは

捨てると罰があたると思い、家に貯めてしまいがちです。

<解決策>

お焚き上げをしてくれる神社やサービスを利用してみて。

④思い入れがある

新婚旅行で買ったもの、新生児の時に子どもが着ていた服など

モノにストーリーがあると、

その時を思い出して、手放すことができません。

<解決策>

・写真をとってデータとして残す

・ここに入る数だけと決めて、少なく残す

・他のモノに替えてくれるサービスを利用してみる

⑤小物だから、あっても気にならない

アクセサリーやヘアゴムなど

1コや2コ増えただけで、

収納スペースが変わらない小物は、

いる・いらないを判断する時間を

意識して作らない限り、増え続ける傾向にあります。

<解決策>

・同じようなモノを一つ手放す

・部品が欠けているものは手放す(片方だけのピアスなど)

いる・いらないを考える時に、あなたに問いたい5つの質問

①もう一度買いたいと思うか?

②他に代用できるものはないか?

③同じようなモノたくさん持ってないか?

④ここ1年で使ったか?

⑤好きと思えるか?

過去ではなく、未来を見よう

・いつか使うと思っても、そのいつかは来ません

・モノが減ってスペースができた分、未来の理想の暮らしに必要なモノを取り入れることができます

・モノにも入口があれば、必ず出口はあります

この章のまとめ

・モノを選ぶ基準は、自分を活かしてくれるかどうかの自分視点と、マジカルナンバー4±1の法則をおさえることが大切。

・モノが増える原因と捨てられない原因を把握することで、本当に必要かどうかを見極めよう。

・モノを手放そうか判断を迷った時は、5つの質問を自分に問いかけてみよう。

・理想の暮らしが明確なほど、モノの要不要が判断しやすくなる。その結果自然とモノが減り、管理が楽になるので片づけやすくなる。

・モノにも必ず、INーOUTの出入り口があることを意識しよう。


  • 家を整えるのに大切な考え方
    ※このページは手順2

ワクワクを日常に
暮らしの理想設計

すっきり暮らせる
モノの選択基準

勝手に片づく
アフォーダンス設計

自由な時間を増やす
システム化思考