家事を嫌いだという女性の方は
どれくらいいるでしょうか?
PRTIMES によると
20代~50代ワーキングマザー551人を対象に
行った調査では、
約9割の方が嫌いな家事があるそうです。
家事が嫌いと思ってしまうと
毎日がしんどくてたまりませんよね。
そこで今回は、
家事を楽しくするコツについて
紹介します。
ポイントは
苦手な家事に真っ向から付き合うのではなく
少し距離を置いて家事を俯瞰することです。
今あなたが毎日やらなきゃいけない家事が
50項目あったとしたら
それを50項目どうこなすのかを
考えてはいけません。
もっと要領よくやるとか
今の家事に慣れるとか
そういったことを始めに考えたとしても
根本的な解決にはならないからです。
そうではなくて
今の状況を
一歩外から眺めて考えてみましょう。
- そもそも50項目の家事が本当に必要なのか?
- 半分に減らしたら何が問題になるのか?
- というより家事って誰の何のためにやっているか?
と起点にもどって
疑問のアンテナを沢山たてます。
やり方というよりかは
まずは考え方を書いてみました。
やり方(実践編)は
コチラの記事です。
もくじ
「女性=家事を担う」という考え方をやめよう
「男性は働きにでて、女性は家事を担う」
という古くからの考えは
未だ根強く残っています。
女性自身がそれを容認し、
家族もそれが”普通”だと思い込んでしまうと
あらゆる不都合なことが起きてしまいます。
今から話す3つの不都合なことは
一生付きまとうことかもしれないので
これらを念頭に置きましょう。
・不都合その1:
家族に「やってあげている感」を抱かせる
家族がたまには
家事をするときもあるでしょう。
そんな時は、普段やってくれないから
ありがたいという気持ちになるかと思います。
しかしその一方で、
家族の視点で考えると、
家事は自分にとって
”特別な非日常の活動”です。
非日常だから
”家事は手伝ってあげてる”とか
”本当は女性の仕事だけど特別にやっているんだ”など
やってあげている感が
どうしても出てきてしまいやすくなります。
そうした感情は
時に、家族に不公平さを生んだり
将来的に自立する子どもにとっては
あまりいいことではありません。
家事は家族それぞれの衣食住に
関わることであり
家族全員の生活の質
つまり、人生の幸福度を左右します。
安全で安楽な家庭生活は
家族誰もが望むことです。
だからこそ、
それぞれが自分の衣食住について考え
納得した状態にもっていった方が、
家族のためにもなります。
・不都合その2:
家事ができないことに対して
自責の念を抱きやすい
女性は家事を担うことが
当たり前と認識してしまうと
うまく家事をやれない自分と
理想のギャップに苦しんだり
周りと比較してしまう癖がついてしまいます。
私がここで最も言いたいのは
家事が苦手なのは決して恥じることではない
ということです。
得意不得意は人それぞれ
女性だからって
家事ができるわけではないし、
どこかで教わっていなかったら
家事なんて初めからできっこありません。
それに、男女関係なく働ける今の時代に
仕事を生きがいに生きている
素晴らしい女性も沢山います。
現代の女性の多くは
結婚といった岐路を境に
忙しい時間を過ごしながら
家事を始める人が大半ではないでしょうか?
教わってきたとしても、
何度もトライ&エラーを繰り返して
時間をかけて磨かれるものです。
・不都合その3:
家族から頑張りを理解してもらえない
女性が家事のすべてを担い
毎日寝る暇を惜しんで、
家事をこなしていたとしても、
家族には、
家事にはどんな大変さがあるのか?
知る由もないので、その努力はなかなか
伝わりにくいのも事実です。
当然、家事をこなしていく過程では
あらたな課題も出てきますから、
1人で家事を担っていれば
わかってくれる相手がいないと
解決も自分自身でしなければならず
段々その悩みごとも増える一方です。
そうなると虚しさや
不満なども自然に感じやすくなります。
以上の3つの不都合な様々を
お話ししましたが
どうでしょうか?
「女性=家事を担う」という概念があると
家族や自分自身にも
不都合であることがおわかりいただけたかと
思います。
今、もしあなたの感情の中に、
”家族のために頑張らなきゃ”
といった精神があるのなら
それは本当に素晴らしいことです。
けれども「女性が家事を担うもん」
という考えを強く持ちすぎると
時に、家族の生活の質を下げたり
自分の首をしめる場合だってあります。
足すことよりも減らすことを考えよう
家事を楽に楽しくしようと思って
便利家電や家事アイテムを増やそうと
安易に考えてはいけません。
増やした結果どうなるでしょうか?
きっと、使わなくなるものが増え
いずれ、雪だるま式に膨らんで
ものを整理するための時間が必要になり
更に大変になるだけです。
まずやるべきことは、減らすことです。
不要なモノは手放し、
ムダな家事を減らしていきましょう。
家事の奥深さを知ろう
家事はやり方次第で、
自己成長につながったり
人間関係を深めるいい機会にもなります。
料理や掃除、片づけは
計画から実行の順で
時間配分や優先順位を考えながら
進めなければなりません。
(たとえ無意識であっても)
主婦はそれに慣れているので
いたって家事をすることは
難しいことではないと思うかもしれませんが
計画立てから実行といった
PDCAを回せる人間にしかできない
かなり高度な活動です。
毎日の家事にこれといった変化がなく
自分の力量に不満があったとしても
前の自分よりは、前に進んでいるはずです。
さらに家事に子どもも加われば
子育てにもつながり、
複数の人で家事を助け合いながらやることで
チーム性が生まれ、会話が増えて
親子関係を深めることだってできるのです。
家事はしんどいと思うと、
前向きな気持ちもわきにくいですから
まずは、過去を振り返り、
成長している今の自分自身を
素直に褒めて
温かく受け入れてあげましょう。
そして家事をに翻弄されるのではなく
利用する気持ちで、
楽しくできることがないかを
考えてみましょう。
家事に振り回されるのではなく、自分が操ろう
毎日、繰り返される家事は
終わりなき戦いのように思えます。
毎日、目の前に降りかかってくる家事を
ひたすら地道にこなし続けるのではなく、
時には、今の状態を外から俯瞰し
- 今やっている家事は、本当に必要なことなのか?
- その家事をやることで、家族の幸せとどう関係あるのか?
といった疑問を沢山抱いてみましょう。
家事が辛いのは
今の家事を要領よくやろうと
頑張りすぎたところで
現状が大きく変わらないから辛いのです。
家事は生命を保持するための活動ですが
生活の質を高めるためでもあります。
家事をやることで
自分自身が辛くなるようであれば
休息をしっかりととりましょう。
頼る勇気をもとう
私たちにとって、
大切なのは時間です。
そして家事を楽しくやるためにも
余裕をもつことが必要です。
今ある家事をすべて人力でやろうとするのは
限界があるので
いつかは力尽きてしまいます。
今の体力が明日、1年後も
同じだとは言い切れませんよね。
人力ではなく
環境や機械で工夫できることは
そこに任せましょう。
効率よく動ける家事動線や
整理整頓が行き届いた環境は
ムダな動作を減らし
作業スピードをUPさせます。
またAIのような便利な機械は
家事の一部の作業を代行してくれるので
家事の大きな時間短縮にもなります。
少し話はそれますが
世の中に大きな価値をもたらしている
企業(組織)も全てを人力に任せて
成果を出しているわけではありません。
そこには、
4つの資源(人・モノ・金・情報)を駆使して
職場環境の工夫やITなどのツール(機械)等を
積極的に取り入れ
システム化された構造を作っています。
常にムダなことは削減され、
問題は可視化され、
経営にとって重要な問題とそうでないものに
振り分けられ
重要な問題から解決をしながら
ブラッシュアップを続けるから
結果がでるのです。
自分一人でやるのは限界もあります。
何かに頼ることは
怠惰のように思うかもしれませんが
それは決して違います。
自分が家事にあてられる
体力や時間は限られるからこそ
できることに絞ってそこに最大限投資する
そしてその他のことは
頼るというのが、賢いやり方です。
続いて、具体的なやり方について
さっそく読んでみましょう。
(賞味期限切れなど)
(箸など)