もくじ
基本編で学べること
ではさっそく
ここからは基本編に入ります。
その前に、基本編の全体像を説明しますね。
入門編をまだ見ていないよという方はこちらから読んでくださいね。
もう一度STEP1<おうちの整え方>講座のロードマップをおさらいすると、
基本編のゴールは「整理収納の基本的な実践方法がわかること」です。
入門編でもお伝えしたように、
整理収納の目的は自分時間を最大化させること
整理収納は、単なるきれいさが目的ではありません。
自分時間を最大化させること。
それに沿った整理収納の原則を知識として授けます。
おおまかな内容としては
・理想の暮らしにかける想いの整理の仕方
・世の中の未来予測
・ものの要不要の判断方法
・収納選びや収納の仕方など
が学べます。
また
基本的な収納の知識のほか、
原則から導いた
独自のアイディアも惜しみなく載せていきます。
ブログを読むだけで、勝手に知識やノウハウが貯まっていくので
家の整理収納をする前のイメトレができるでしょう。
基本編がすべて読み終わるころには、
自分時間を最大化するための整理収納の原則がわかり、
それらの知識を活かして実践できる段階です。
ブレずに迷わず進めるステップはこれだ!
①自分の想いを見つめ(個人の幸せの定義)、
②家族としての想いを見つめ(理想の家庭を描く)、
③それに叶った空間・動線設計をし
④おうちづくりを実行していくという
おうちづくりのピラミッドです。
暮らしのトリセツでは
これをおうちづくりに活用しています。
保育園の経営でもこのフレームワークに沿って、
ゴール設定(ミッション)→モデリング(戦略)→システムの導入などの環境構築(戦術)→職員の実践・継続的指導(実行)へとつなげています。
上から順に進めること。
かならず、下は上に従います。
ミッションや戦略・戦術がしっかりしていれば、
実行のところで、職員は迷うことなく実践することができます。
このピラミッドに沿って、上から順に進めていきます。
おうちづくりのピラミッド
基本編:①幸せを定義する(自分の想いをみつめる)
ここでは
個人としての幸せを考え、理想の暮らしを思い描いていきます。
夢中になれる趣味や気分が上がることを考えながら、こんな暮らしがしたいな~と瞑想するといいよ。
①どんな暮らしがしたいか・やりたいこと
例)花に囲まれた暮らしがしたい/広々とした空間でソファでゆったりくつろぎたいなど
②世の中はどう変わっていくのか?私たちの暮らしの変化(未来予測)
の2つを考えて、思い描きます。
必ず②未来予測は必要です。
その理由は、
①の暮らしにかける想いは人それぞれですが、
世の中が変わることで、今の暮らしも大きく変わっていくからです。
未来予測があるかないかで、今後の暮らしの質を左右します。
ここはしっかりと未来予測をもった暮らしの理想像を描いておきましょう。
①と②については、基本編で扱っていきます。
※このまま読み進めると、これらの記事に誘導されるのでクリックしないで進めてください。
①
②
ミッション:ミッションとビジョンを意味する。
ミッション(目的):ビジョンをもって、何をしたいか
ビジョン(未来予測):将来世界はこうなるという予測
基本編:②家族で理想の暮らしを考える
自分の想いを見つめ、理想の暮らしを描いたら、
次は理想の家庭像について考えてみましょう。
※最初は、家族の想いを想像して書いてもいいです。
みんなの想いをまとめるところ。
家族みんなで、どんな暮らしをする?といった理想を考えます。
どんな家庭にしたいか?
どんな暮らしなら家族が幸せかを書いてみましょう。
例)それぞれが好きなことを十分楽しめる/仕事や勉強に集中できる暮らしなど
家族としての想いを考えることで、
おうちづくりが、独りよがりな設計になりません。
大事なのは
・個人の暮らしにかける理想の想いが描かれ
・それを家族で理解した上で、家族としての想いが描かれていること。
家族としての想いが明らかになることで、
みんながそれを認識し、
共通の目標をもっておうちづくりを進めることができます。
戦略:ビジネスモデルとマーケティングを意味する。
ビジネスモデル:何をやらないかを決める
マーケティング:何をやるかを決める
それを踏まえて世の中にどう広めるかを考える。
基本編:③空間・動線を設計する
個人や家族としての想いがまとまったら、
その理想に必要な空間・動線を設計してみましょう。
描いた理想のおうちづくりに、具体的にどんな手段を使うのかを決めます。
基本編では、おうちづくりのための知識やノウハウをたくさん紹介する予定です。
随時、コンテンツは増やしていくよー。
それを活かして
理想の暮らしに必要なモノを選別
・整理収納の方法
・家事動線の計画を
進めていきましょう。
戦術:システムとノウハウを意味する。
システム:ITやツール、人材教育や採用などの構図を作ること
ノウハウ:具体的なオペレーションのこと
実践編:④おうちづくりを実行する
いよいよ実行です。
基本編で得た知識やノウハウをもって、
自分の家に必要な分野を参考にしながら、
実際に手を動かし、取り組んでいきます。
実践編では、
世帯別・もの・場所別に収納事例を挙げています。
自分の家に合いそうなノウハウを使って家を整えたり、
そこから発想したアイディアで
家づくりにとりかかりましょう。
実行:管理とマニュアルを意味する
管理:資源(人、もの、金、情報)を活用しそれらを管理する
マニュアル:同じパターンが繰り返されるようにハンドブックなどでまとめること
基本編で進める順番
Step1<おうちの整え方>のファーストステップは、
ピラミッドのてっぺんの部分
自分や家族の想いをみつめ
理想の暮らし(目標)を明確にするから順に進めていきます。
というのも、
巷によくある
「100均でできる整理収納術や時短テクニック」
のような手段から入っても読者さんに意味がないからです。
ピラミッドでいうと
いきなり3番目の戦術(ノウハウ)のところから
スタートしています。
ブログでひたすらノウハウを紹介したところで、
読者さんの暮らしのビジョン(目標)とあっていなければ、
それを真似していただいても、
・役に立たなかった
・うちの家にはミスマッチだった
という結果を招きます。
まだ理想の暮らし(目標)が定まっていない段階で、
私が、おすすめ収納術を紹介してしまったら
誰だってそれは、
いいものとして実践したくなります。
そうではなくて
正しい手順は、まずはしっかりと
自分の暮らしや想いをみつめ(目標のビジョン設定)→
何をやるかやらないかを定め(戦略)→
具体的に何をどうやるか(戦術)を練ること。
何をするにしても
そのプロセスは大事です。
ビジョンから考えた家づくりは
失敗することはほぼありません。
かつ、未来予測も含めるので芯がぶれません。
どんな分野でも目標設定は大事。
この考え方を身につけてしまえば、仕事や家事、勉学などに活かせます。
まとめ
・ピラミッドは、ミッション・戦略・戦術・実行から構成されている。
このやり方は企業に限らず、個人の生活にも役立てることができる。
・基本編では幸せの定義から空間・デザイン設計を扱う。
そこでは、理想の暮らしの描き方や、計画、普遍的なノウハウが学べる。
・実践編では、世帯別・もの・場所別で家づくりの収納事例が見れる。
基本編で培った基本的な知識とノウハウを家づくりに活かすことができる。
・手段から入った事例紹介ブログは意味がない。
まずは未来予測と自分や家族の想いを見つめ、理想のビジョン描くことが先である。
全体像を把握したところで
次から基本編に入ってきます。
おうちづくりに欠かせない
「自分の想いを見つめる」パートです。
このピラミッドは企業などで、
組織をマネージメントするために使っている理論に通じています。
<企業経営の戦略ピラミッド>