暮らしのトリセツ語録【10】
君と同じ年ごろの時に、
私が大きなチャレンジをして
得た教訓を話そう
それは、学生時代に語学留学をした時の話
親元を離れて、留学をしたものの
学校も学生寮も日本人だらけ
日本人がいる環境は安心感があったが
このまま行くと、
学びたかった語学が中途半端になると思い
日本人のいない学校とホームステイ先を
調べて環境を変えるチャレンジをした
そのチャレンジができたのは、語学に自信があったからではない。
不安はあったけど、
語学を学ぶという本来の目的に向かって
まっすぐ生きることを優先したかったからだ。
さらに目的に向かえている感覚が
私の自信となり、
苦手意識のあった早朝ランニングを始めたり
現地の学校で日本語を教える活動にも参加し、
それを楽しめる余力さえ与えてくれた
目的に嘘偽りない選択をしたから
知り合いもいない環境であっても
ちゃんと生きている実感・納得感があった
ここで得た教訓は
人はチャレンジすると、
うまくいっているか否かに全く関係なく
自分を強くし、信じられないくらいの
エネルギーを発揮することがあるということだ
正直この留学で
語学力はあまり伸びなかったけど
あの時のチャレンジで、
語学という目的以上に得られたものがあった
チャレンジに対して感じる不安の正体は
頭の中の自由に変えられる妄想にすぎない
そのチャレンジに真剣であるほど
うまくいかなった場合の
最悪の妄想をしてしまうのは当たり前である
でも不安があるということは
君がそのチャレンジに真剣に向き合っているからであり
それができるんだから
うまくいかなかった場合でも
乗り越えられる力があるということだ
起こってもいない妄想を恐れてチャレンジせずに
過ごす時間はただの消費であるが
チャレンジをして進む時間は
君にとっての投資だ
不安を抱くことは、誰でもあるが
不安をそのままにしておくと
わからない状態が続く
その状態こそが、精神的に一番辛い
チャレンジをして
例えうまくいかなかったとしても、
その状態から脱せるし、
君の経験値になるのだから、
マイナスになることなんて
絶対にありえないのだ

